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服飾文化学科



教育研究上の目的

服飾文化学科では、世界および日本の服飾文化について歴史的文脈を意識した幅広い知識を身につけ、下記のディプロマ・ポリシーに示す能力を修得したうえで、現代のファッションをめぐるさまざまな課題に挑戦し、多様性ある服飾文化の創造と持続的発展を目指し社会に貢献できる人材を養成することを目的とする。

ディプロマポリシー(学位授与の方針)

世界と日本の服飾文化を歴史的、空間的に高度な見地から把握し、理論又は制作の面から服飾文化の継承と発展に参画できる能力を身につけることを目的とする。
具体的には、服飾文化が内包する現代的な課題(SDGs等)の解決に向けての発想力と提案力を有する服飾の専門職業人としての能力を備えることを目標とする。
卒業時の到達目標は、次に掲げる職業分野に要求される能力を身につけていることである。
  • 服飾関係企業におけるSDGsや服飾文化にかかわる部門のスタッフ
  • 博物館・美術館・資料館等の学芸員を含む文化活動スタッフ
  • 服飾関係企業の企画・製造・販売の業務

上記より、本学科における養成する人材像、および後の「4教育課程の編成の考え方及び特色」で詳述するカリキュラム・ポリシーについて図で示すと【資料1】のようになる。

カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

教育課程編成

【初年次教育】
初年次教育課程は、服飾に関する基本的な知識と技術を修得するための導入の課程として、必修科目と専門選択科目および学修基礎を置き、服飾学科と共通する科目を含めた学科独自の科目編成とする。この教育課程における必修科目は10単位の設定となる。
【専門教育】
2年次からの専門教育課程は、服飾文化に関する理論と製作の双方を基礎から応用、発展に向けて総合的に取り組む課程となる。日本および世界の服飾文化を歴史的、空間的に捉え、現代が抱える様々な問題を見出し、問題解決に向けての発想力、提案力を養成するための科目編成とする。この教育課程における必修科目は54単位の設定となる。
【教養教育】
教養教育では、幅広く深い教養と総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養することを目的として、キャリア・一般・体育・国際関係・外国語に関する科目編成とする。この教育課程では外国語は8単位以上、それ以外の科目で26単位以上の履修を要求する。

実施の方針

【初年次教育】
初年次教育課程では、服飾関連科目について、概論から実技まで講義・演習・実習の幅広い授業形態で行い、2 年次からの専門教育に向けた基本的な知識と技術を習得する。また、学修基礎は大学における学生生活と学修に向けた内容(スチューデントスキル、アカデミックスキル、ソーシャルスキル)で組み立てられ、大学4年間の学びの導入として各専門の教員がオムニバス形式で行う。これらの授業ではその内容に応じ、アクティブ・ラーニングを適切に取り入れる。
      主要科目:学修基礎、服飾造形基礎I・II、西洋服飾文化史、サスティナブル・ファッション概論、ファッションビジネス概論、フィールドワーク
【専門教育】
専門教育課程では、初年次教育の学修を踏まえ、服飾文化に関する理論と製作の双方から専門的に学修を積み重ねていく。
  • 2年次では、主要講義科目として「日本服飾文化史」「民族衣装論」「ファッションと環境」を置き、服飾文化学科における専門教育の基礎となる知識を学ぶ。専門知識と合せてデータ活用について学ぶ「マーケティング・データサイエンス論」は既設学科同様、学部共通科目として置く。また実習科目として、「リ・ファッション実習」「レプリカ製作(民族衣装)」を置き、服飾に関わる産業や社会における現代的課題(SDGs等)への取り組みに向けた製作にかかわる技術力を身につける。特に実習系の科目では産学連携・博学連携プロジェクトに積極的に取り組んでいく。
  • 3年次では、主要講義科目として「衣の伝統と現代I・II」、主要実習科目として「レプリカ製作(歴史衣装)」「エシカル・ファッション実習」を置き、服飾文化に関する専門性を深めるための知識や技術を探求する。また、少人数制の演習科目「服飾文化演習A・B」「服飾文化造形演習A・B」を置き、服飾文化の継承と持続的発展に向けた課題に関してプレゼンテーションやディスカッションを行い、卒業研究テーマの選定に繋げていく。
    3年次においても実習系の科目を中心に、博学連携・産学連携・域学連携プロジェクトに積極的に取り組んでいく。
  • 4年次では、4年間の学修の集大成として「卒業研究I・II(制作)」または「卒業研究I・II(論文)」に取り組み、その研究成果を学内外に広く公開していく。
【教養教育】
教養科目では、キャリア科目から外国語科目にわたって多領域からなる50科目を置く。特に外国語科目については服飾業界での必要性に対応して3、4年次での受講も可能とする。

学修成果

各授業科目の到達目標に応じた評価方法によって測定する。具体的には、履修学生の作品提出やレポート、プレゼンテーション、ポートフォリオ、テスト等に加え、アクティブ・ラーニング等での主体的・能動的姿勢に対して適切な評価を行う。成績評価は本学学則第43条に定めるとおり、共通の基準(S〜D評価)で評価を行う。
以上、カリキュラム・ポリシーについて、養成する人材像やディプロマ・ポリシーとの相関をまとめると前項でも示した【資料1】及び【資料2】のようになる。

アセスメントポリシー(学生の学修成果の評価の方針)

杉野服飾大学は、アドミッションポリシーに基づき学生を受け入れ、カリキュラムポリシーに沿って教育課程を編成し、ディプロマポリシーに定めるとおり、服飾学科では服飾造形又は服飾ビジネスの専門職業人、服飾表現学科では服飾表現の専門職業人、服飾文化学科では服飾文化の専門職業人を養成することを目的としている。ディプロマポリシーは、服飾学科の各コース別の専門教育課程と服飾表現学科の各専攻別の専門教育課程、服飾文化の専門教育課程の具体的な教育目的と人材育成目標を定めている。

この人材養成目標に従って、服飾学科の教育課程修了時に達成されることが期待される能力の水準は、それぞれ次の表のとおりとする。この能力の水準の測定は、平成24年3月に中央職業能力開発協会が刊行した包括的職業能力評価制度整備委員会活動報告書の「アパレル分野」職業能力評価基準中の該当能力ユニットのレベル1の職務遂行のための能力基準を使用する。該当能力ユニットにレベル1が無い場合には、レベル2を参考として使用する。
また、服飾表現学科の教育課程修了時に達成されることが期待される能力の水準は、ディプロマポリシーで専攻ごとに定めている養成目標の職種の人材として現代日本の企業のスタッフの業務を遂行する能力とする。
服飾文化学科の教育課程修了時に達成されることが期待される能力の水準は、服飾文化が内包する現代的な課題解決に向けた発想力と提案力を有する服飾の専門職業人として、社会に貢献できる能力である。

初年次教育課程の学修成果は、各学科の専門課程への進級率を指標とする。各学科及び学科の各コース、専攻の専門教育課程の学修成果は、標準修了年数での卒業率、就職率の指標によって判定する。
各授業科目の学修成果は、シラバスに記載した到達目標の達成度によって判定する。
専門教育課程の各学科及び学科の各コース、専攻の学修成果の評価の指標として、一般財団法人ファッション教育振興協会が実施している該当する職種別の検定の受検率、合格率を使用する。専門教育課程の学年と検定の種類及び級の対応については、各学科及び学科の各コース、専攻ごとに別途定める。
専門教育課程の各学科及び学科の各コース、専攻ごとに外部の団体が主催するコンテスト、資格試験も学修成果の評価の指標とする。

大学全体の学修成果測定の指標については、別に定める。
服飾学科の専門課程のコースごとの課程修了時の能力水準及び各年次の能力水準については、別に定める。
服飾表現学科の専門課程の専攻ごとの課程修了時の能力水準及び各年次の能力水準については、別に定める。
服飾文化学科の課程修了時の能力水準及び各年次の能力水準については、別に定める。

杉野服飾大学の学修(教育)成果測定の指標

1. 初年次教育課程の学修成果測定
  • 初年次教育課程の学修成果は、入学者数と入学後2年目に専門教育課程への進級者比率を指標として行う。
  • 服飾学科はテクノロジー分野とビジネス分野ごとの指標によって行う。
  • 服飾表現学科は5つの専攻によって指標を行う。
  • 初年次前期での中退率を服飾学科、服飾表現学科、服飾文化学科ごとに行う。

2. 服飾学科の各コース、服飾表現学科、服飾文化学科の期待される能力の水準

各学科(服飾学科は各コース、服飾表現学科は各専攻)の期待される能力の水準(学修成果の指標)は、卒業制作、卒業論文にもとめられる能力であり、その具体的な要件は、4年次の卒業制作又は卒業論文の科目が要求している達成度である。

3. 各授業科目の目標達成度(学修成果)

各授業科目の目標達成度はシラバスに記載した到達目標によって測定する。
測定の指標は、履修学生の作品提出やプレゼン、小テスト、期末試験、シラバスに記載した準備及び復習学修時間の履行状況(学修行動調査によって別途検証)、授業評価アンケート調査とコメントへの対応とする。
シラバスに記載した到達目標については、服飾学科の各コース、服飾表現学科の各専攻、服飾文化学科の必修科目において期待される能力水準(学修成果測定の指標)との関係が適切か、準備学修時間と合わせて別途シラバス作成時に審査する。

4. 卒業者数による学修成果測定

服飾学部服飾学科、服飾表現学科、服飾文化学科全体としての卒業者数による学習成果の測定は次の指標によって行う。
  • 標準卒業年次4年前入学者数に対する標準卒業年次での卒業者の比率
    服飾学科の各コース、服飾表現学科の各専攻、服飾文化学科ごとの卒業者数による学修成果の測定は次の指標によって行う。
  • 卒業年次の3年前の服飾学科の各コース、服飾表現学科の各専攻、服飾文化学科の2年次進級者数又は服飾学科、服飾表現学科、服飾文化学科2年次への進級者数に対する標準卒業年次での卒業者の比率

5. 就職者数による学修成果測定

服飾学部全体としての成果測定は次の指標によって行う。
  • 標準卒業年次での卒業者に対する就職者数の比率
  • 標準卒業年次での卒業者数に対する服飾企業の専門的職業への就職者の比率
  • 標準卒業年次での卒業者のうち就職希望者に対する就職者数の比率
  • 標準卒業年次での卒業者のうち就職希望者に対する専門的職業への就職者数の比率
    *専門的職業は服飾学科の各コース、服飾表現学科の各専攻、服飾文化学科での学修成果目標による職種を言う。

課程修了時の能力水準及び各年次の能力水準

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アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)

服飾文化学科では、服飾文化の歴史と現在について深く理解し、多様性のある服飾文化の実現を担う人材の育成を目標とする。そのため入学者として次のような学力や意欲を有している人物を求めている。
  • 知識、技能
    高等学校における教科科目についてしっかりと学び、服飾文化の創造と発信について学 ぶための基礎的な知識や理解力を身につけている。
  • 思考力、判断力、表現力
    服飾文化をめぐる諸課題について考え自分の意見を表現できる力を有している。
  • 主体性、多様性、協働性
    ・現代社会の服飾をめぐる諸課題、および異なる国・地域や時代の文化に対して好奇心・関心を有し、それを大学での学修を通して追求したいという意欲を持っている。
    ・さまざまな考え方をもつ人びとと交流し、多様性のある服飾文化の持続的発展に貢献したいと考えている。

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